漢検(日本漢字能力検定)は、小学生から社会人までの漢字能力の向上をめざして実施される文部科学省認定の検定で、全国47都道府県の教育委員会の後援を得て、全国で開催されています。志願者は年をおうごとに増加し、平成19年度は270万人に達しました。また、年齢層は3歳から97歳までという大変な幅の広さがあります。ワープロの普及によってワープロを効率よく、正確に、かつスピードをあげて打つには最低限度の漢字の知識が必要になることから漢検合格を目標として学習する人も増えており、企業の中には、漢検合格のための特訓講座をもうけるところまででてきています。さらに、漢検取得者を入試で評価する大学・短大の増加や、大学・高校での単位認定校の増加により、漢検の重要性が認められています。 出題される漢字の範囲によって1級〜10級までに分かれていますが、社会人・高校生は2〜3級、中学生は4〜5級からの受験が適当とされています。
漢検のメリット:大学・短大・高校の入試で評価
●公的資格
●受験資格:どなたでも、受験する級を自由に選んで受験できます
●試験方法・内容
検定試験時間は60分(8級は40分)で、漢字の読み書きを基本として、熟語・筆順・画数・音訓読み、誤字訂正・送りがな・かなづかいなどが出題されます。
出題範囲
・1級:常用漢字を含めて、約6000字の漢字(JIS第二水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
・準1級:常用漢字を中心とし、約3000字の漢字(JIS第一水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
・2級:小学校・中学校・高等学校で学習する常用漢字を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。 人名用漢字も読めるようにする。
・準2級:小学校・中学校で学習する常用漢字の大体を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
・3級:小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字600字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
・4級:小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字300字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
・5級:小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を深め、漢字を文章の中で適切に使えるようにする。
・6級:小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果 たしている役割を知り、正しく使えるようにする。
・7級:小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使えるようにする。
・8級:小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
・9級:小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
・10級:小学校第1学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
合格基準
1・準1・2級:200点満点の80%程度
準2・3・4・5・6・7級:200点の70%程度
8・9・10級:150点の80%程度
●お問合せ:(財)日本漢字能力検定協会 Web検定ONライン
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