年金数理人 の職務は、厚生年金基金・国民年金基金・確定給付企業年金制度から厚生労働大臣へ提出される年金数理に関する書類の正当性(適正な年金数理に基づいて、将来の支払いに必要な掛金が算定されているか等)を確認することです。特に厚生年金基金では、各基金が年金数理人の中から特定の年金数理人を指定し、指定された年金数理人は上記書類の確認を行うとともに、継続的に財政状況をチェックし、機動的に財政運営のアドバイスを行えるようにするための「指定年金数理人」という制度も導入されています。
年金数理人制度は、厚生年金基金の財政を健全に維持することを目的として、厚生年金保険法の改正により1988年から実施され、1991年からは国民年金基金制度、2002年からは確定給付企業年金制度にも適用されることになりました。これにより年金数理人は、厚生年金基金、国民年金基金および確定給付企業年金から厚生労働大臣に提出する年金数理に関する書類について、適正な年金数理に基づいて作成されていることを確認し、署名押印をすることとされています。
特に、厚生年金基金制度には指定年金数理人制度が導入されており、各基金は年金数理人の中から特定の年金数理人を指定し、指定された年金数理人は上記書類の確認を行うとともに、継続的に基金の財政状況の診断や財政運営へのアドバイスを実施しています。
アクチュアリーとは、一言で表現すると、確率・統計などの手法を用いて不確定な事象を扱う数理のプロフェッショナルです。確率論・統計学などの数理的手法を活用して、主に保険や年金に関わる諸問題を解決し、財政の健全性の確保と制度の公正な運営に務めることを主な業務とする専門職です。国際的な専門職として広く海外でも知られ、各国の企業からも高く評価されています。
日本における アクチュアリー とは、日本アクチュアリー会の正会員を意味します。正会員資格取得のためには、日本アクチュアリー会が毎年実施している資格試験の全科目合格とプロフェッショナリズム研修の受講が必須の要件です。
「保険計理人」や「年金数理人」など、職務によっては、日本アクチュアリー会の正会員であることが資格要件の一つになっているものもあります。
知的財産は、人間のアイデアやブランドなど、「かたち」というものがないけれども非常に価値(財産)のあるものを指し、知的創作物(産業上の創作・文化的な創作・生物資源における創作)と営業上の標識(商標・商号等の識別情報・イメージ等を含む商品形態)および、それ以外の営業上・技術上のノウハウなど、有用な情報の三つに大別されます。
知的財産管理技能士は、企業や団体の実務上で発生しうる知的財産に関する課題・問題を発見し解決するための知識をもち知的財産を適切に管理・活用できる能力を有する人をいう国家資格です。
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