歯科技工士は、歯科医師の指示に従って、入れ歯(義歯)、さし歯、金冠や歯ならびの悪いものを正しい位置にするための矯正装置の製作、修理にあたるなど、歯科医療の一端を担う、近代歯科医療においては欠かせない存在の医療技術者です。
現在の歯科医療では、歯がなくなることでかむ能力が低下すると、全身的健康が阻害されるといわれています。それらを防ぐためにも、歯ならび、かみ合わせのバランスを考えることが重要であり、冷静な判断力と技術力が歯科技工士には求められています。
●国家資格
●受験資格
1)文部科学大臣が指定した歯科技工士学校を卒業・卒業見込みの者
2)厚生労働大臣が指定した歯科技工士養成所を卒業・卒業見込みの者
3)歯科医師国家試験または歯科医師国家試験予備試験を受ける事の出来る者
4)外国の歯科技工士学校もしくは歯科技工士養成所を卒業し、または外国で歯科技工士の免許を受けた者で、厚生労働大臣が1)2)3)と同等以上の知識と技能を有すると認めた者
●試験方法・内容
毎年1回、2月中旬から3月中旬にかけて大体2日間にわたる日程で、各都道府県を単位とした会場で行われています。
・学説試験
1)歯の解剖学 2)有床義歯技工学 3)歯冠修復技工学 4)矯正歯科技工学 5)小児歯科技工学 6)顎口腔機能学 7)歯科理工学 8)関係法規
・実地試験:歯科技工実技
この試験に合格すると、約2週間後に都道府県知事の公示によって「合格証書」が発行されます。
その後、この合格証書と免許申請の必要書類を住所地の保健所に届け出をして、歯科技工士名簿に登録されてはじめて「厚生労働大臣の歯科技工士免許」を取得することができます。
歯科技工士の主な就職先は次のものがあります。
・歯科診療所(歯科医院)
・病院
・歯科技工所
・歯科器材メーカー、歯科材料関係企業
・教育機関
お問合せ:(社)日本歯科技工士会
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