エネルギー管理士は、「エネルギー管理者」になる為に必要な資格です。
エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)では、内外におけるエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じた燃料資源の有効な確保に資するため、工場、建築物及び機械器具についてのエネルギーの使用の合理化に関する所要の措置その他エネルギーの使用の合理化を総合的に進めるために必要な措置を講ずることとしています。
このうち、大口のエネルギー使用工場については、エネルギー管理の中核的な役割を担う「エネルギー管理者」をエネルギー管理士免状の交付を受けている者のうちから選任し、エネルギー管理者は、エネルギーの使用の合理化に関し燃料等・電気を消費する設備の維持、燃料等・電気の使用の方法の改善・監視等の業務を管理することとしています。
資格取得には(財)省エネルギーセンターが行う国家試験に合格する方法と、研修を修了する方法があります。
●国家資格
●受験資格:特に制限はなくどなたでも受験できます
エネルギー管理研修は実務経験3年が必要です。
●試験方法・内容
・熱管理士
1)熱管理概論および法規(熱管理概論、エネルギーの使用の合理化の関する法律および命令)
2)熱と流体の流れの基礎(熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
3)燃料と燃焼(燃料および燃焼管理、燃焼計算)
4)熱利用設備およびその管理(計測および制御、熱利用設備)
・電気管理士
1)電気管理概論および法規(電気管理概論、エネルギーの使用の合理化に関する法律および命令)
2)電気の基礎(電気および電子理論、自動制御、情報処理、電気計測)
3)電気設備および機器(工場配電、電気機器)
4)電力応用(電動力応用、電気加熱、電気化学、照明、空気調和)
●お問合せ:(財)省エネルギーセンター
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