ライラの冒険・黄金の羅針盤

注目すべきは、何よりも重要な「ダイモン」の存在。出てくる人達
はみんな通常の「人間」なのに一人に一匹ずつ動物や虫の形をした
「ダイモン」という相棒がくっついてくる。
「ダイモン」は人間の奥底にある魂が外に出て、動物や虫など様々
な形となった分身のような存在で、主人が幼いころにはその姿もま
だ定まらず、状況に応じて形を変える。人間と「ダイモン」の絆は
強く、一定の距離以上離れたり、他人に触れられると死よりも恐ろ
しい深い悲しみを味わうことになる。人と生死を共にする存在だ。

ライラの「ダイモン」はパンタライモンでオコジョの姿をしている
が、その時の気分で自由自在に様々な姿に変化する。

今回の物語に出てくる「黄金の羅針盤」はジョーダン学寮の学寮長
からライラに手渡された、真実や未来を指し示す羅針盤で、ライラ
が困ったとき、岐路に立ったときに心に念じた質問に答えて、導いてくれる・・・。

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